ビジネスを始める前に投資を経験した方がいいと思う5つの理由

ビジネスを始める前に投資を経験した方がいいと思う5つの理由

「投資」は「ギャンブル」とよく言いますが、どうしてだと思いますか?

日本では、「投資」に関して情報発信する人たちの属性が「ギャンブラー風」の人が多いのが理由の1つだと思います。Youtubeや、情報商材を販売するホームページで「FX」に関する情報を見ると、かなりうさんくさい情報を目にします。合わせて「パチスロ」「競馬」「宝くじ」なども類似商品になっていて「ギャンブル」を彷彿とさせます。

しかしその一方で、「ゴールドマンサックス」や「モルガンスタンレー」などの外資系証券会社に務める人たちは「超エリート」で、芸能人や経済界トップとの付き合いもあるような花形の存在です。ソフトバンクの孫正義社長も、当初、通信事業会社として立ち上げた「ソフトバンク」という会社から「ビジョンファンド」という投資専門の会社を立ち上げ、投資を主体としたビジネスに取り組んでいます。

楽してお金が欲しい人、事業として運用を行う人、属性値が全く違う人たちが同じ舞台に参加しているのが、金融マーケットです。私も体験してみて、学んだことが多かったので、ビジネス目線で投資について考えていきたいと思います。

目次

1.損小利大という考え方

損小利大

「損小利大」とは、読んで字のごとく「損を小さくして、利益を大きくする」ということです。

投資の場合、
「1,000円 x100株で購入した株を、5%下がった、または10%あがったタイミングで売る」のように利益が多くなる条件を決めて行動することを言います。

この場合、
株価が下がれば-5,000円の損益、
株価が上がれば+10,000円の利益、
これを繰り返して行うことで、トータルの収支をプラスにする、という考え方になります。

不思議なもので、この「半か丁か」という博打のような取引は、実はわりと理にかなっていて、半がでるのも50%、丁がでるのも50%、結果としてどちらも50%の確率で発生するため、損小利大を繰り返すことによって、プラスが多く残る、という理論です。

投資で失敗する場合、「損小利大」を決意して行動したにも関わらず、「目の前の損」を受け入れられずに、最終的に「大損した」になることが多いのです。

対応するのは至難の業?

まぁ人間なので、そう簡単に損小利大は達成できません。

「株価が下がれば、また上げなおすかも?」と期待するし、「株価が上がればもっと上がるかも?」と期待するし、人間は欲とか、疑心の塊なので、そう簡単にルールだけで行動できないのです。(プロスペクト理論や、コンコルド効果のような心理的な影響もあります)

成功されている方は、このルールを厳守されている方が多いと思います。合理的に物事を判断し、感情に揺さぶられない術を身につけられています。

この「損小利大」(利益を伸ばして、損失をカットする)というルールが守れないと、失う金額の方が多くなるため、結果として赤字になるということになります。

2.事業撤退までの決断の早さ

決断力

損小利大を踏まえつつ、ビジネスで成功されている方たちも、投資家と同じで「損」に対して敏感です。

成功者には「ギバー」が多い、といいますが、「与えることを惜しまないけど、自分にとって損になる行動はしない」という冷静さも持ったギバーが成功するっていいますよね。

そういう方は、「この人と付き合ったら、時間とお金だけ取られるな」とか、「この事業は利益率が悪いから撤退しよう」とか、「時間」や「お金」「人間関係」におけるコストカットが上手だと思います。直接口に出して言わないかもしれませんが、きっと頭の中で計算しているはずです。

投資家とビジネスパーソンが類似するなと感じるのは、こういったところからも共通点がみられるからです。

3.逆らえないものに対しての受け止め方

大きな力

投資の世界では「マーケットが絶対」です。マーケットに逆らおうとする行為自体が致命傷をおいやすくなり、損小利大を徹底しても、利益につながりにくくなります。

この「マーケットの存在」は人間1人の力では、どうにもならないことです。ごくまれに、日経平均株価に影響を与えることができる個人が存在することはありますが、それでも数十円とか、全体の方向性を動かすまでの力には至りません。

株式市場とビジネスは連動しているので、力が大きいところが決めた方針に逆らっても、無駄な労力を使うだけ、ということになります。(市場とは、全体の総意のようなものだと思います)

株価があがるときは「順張り」、株価が下がるときは「逆張り(または何もしない)」というかんじで、行動を決めていきます。

自分の意志ではどうにもならない状況に対応すること

景気が良くなった、悪くなった、自然災害が発生した、疫病が発生した、など、人間1人の力ではどうにもならない状況が発生することは多々あります。

こういうどうにもならないことに対して、ビジネスパーソンは逆らおうとしません。

「現在の状況を受け入れて、じゃあ次にどう行動するのが最善策か?」というところに意識を向けます。状況が変化したにも関わらず、これまでと同じやり方を続けようとすると、痛い目をみるということです。

「大きな流れに逆らわずに、今できることをやる」、と行動する人が多いと感じます。

4.流動性のあるものに対する考え方

流れのあるもの

ビジネスパーソンの「お金」に対する感覚は、「貯金する」より「運用する」という人が多いと思います。お金は銀行に寝かせておいても、何も働きません。動かしてこその意味があります。

「目的」を達成するために「お金」が必要なので、「目的」がないときは資金は投入せず、必要なときに一気に動かす人が多いと思います。この「必要なとき」を見極めれるのが、ビジネスパーソンとしてのレベルの差になると思っています。(タイミングってとても大事ですよね)

「お金」は「マーケット全体の中で流れているもの」としてとらえ、「今自分が持っているものを動かす」イメージが大切だと思います。お金自身が兵隊なので、増やす担当、いざという時のために寝てる担当、など担当を決めて、行動させるといいのかな?と思います。

5.「資金」ではなく「資本」を増やすということ

資本主義経済

お金の担当を決めると、「流動資金」のところが頑張って働いて、仲間を増やしてくれます。そこで増えた仲間は、拠点に戻って「寝て待つ部隊」に加わります。

また、タイミングを見て、一気に出動させ「増やす部隊」に参加して働かせます。

これを繰り返すことによって、「資金」ではなく「資本」が増えていく、という仕組みです。

「資本」が増えると、「動かせる資金が増える」の流れです。ひたすらこれを繰り返すと、気づいた時には億万長者、みたいな話なんだと思います。

投資家の人たちも、ビジネスパーソンもやっていることは原則的に同じで、「お金」という「モノ」を使って、マーケットの中で動かして、増えたら回収、減ったら撤退、をただひたすら繰り返してるだけなのかと思います。

ビジネスになると、「ヒト」が参加するので、仕組みがちょっと複雑になっていきますが、投資とビジネスの違いはそこかな?というかんじで見たりしています。

投資をやってみることで、ビジネスに参加して経験することを、一気に短期間で体験することができると思います。

まとめ

投資がギャンブルになってしまうのは「知識や経験の浅い人が、一攫千金目指してレバレッジをきかせた投資(投機)をやる場合」です。情報リテラシーが低い相手を対象に、「楽して大きく儲ける」「たった1日で簡単に稼げる」などの欲求を利用して、情報ビジネスをする人も多いです。

しかし、実際に「投資」をやるためには、まとまった資本金がないと難しいですし、中長期的な物事に対する目線も必要になります。また、資本主義経済の中で、世の中がどう動いていて、誰がどのようにしてその資本を獲得しているのか?世界のトップたちは、どうやってその資本を増やしているのか?などを勉強する必要もあります。

私自身も、成功しているビジネスパーソン・投資家たちの書籍や、ブログ、動画など見たり、実際に成功されている方とお話させていただいたこともあります。

みなさん成功されていても、「欲に目をくらませた人間は、必ず報いをうける」ということを理解して行動されています。「おごれるものは久しからず」という平家物語の言葉にもありますが、昔から人間の本質は変わっていないんだと思います。もし大事をなしても、謙虚な姿勢で取り組むことが大切だ、という教訓です。

コツコツ積み重ねて、人生を豊かに生きるための方法を模索しながら、ビジネスのご参考になれば幸いです!