ホームページをフリーランス制作者に依頼する方法。メリット・デメリットについても解説

ホームページをフリーランス制作者に依頼する方法。メリット・デメリットについても解説

ホームページ制作を依頼するとき、費用の安さや納品の早さからフリーランスに依頼したいと考えている企業もいるのではないでしょうか。

しかし、制作会社と異なる点をあらかじめ知っておかないと「依頼して失敗した」と思ってしまう可能性も。

そこで、この記事ではフリーランスにホームページ制作を依頼する方法や、メリットとデメリットを解説します。信頼できるフリーランス業者の選び方についても紹介するので、業者選びの参考にしてくださいね。

目次

ホームページ制作をフリーランスに依頼する方法

フリーランスエージェント

ホームページ制作をフリーランスに依頼するのは、主に以下の2つの方法があります。

  • クラウドソーシングサービスを使う
  • フリーランスエージェントに依頼する

それぞれ詳しく特徴を解説します。

クラウドソーシングサービスを使う

クラウドソーシングとは、インターネット上でフリーランスに業務を発注できるWebサービスのことです。

有名なクラウドソーシングとして、「クラウドワークス」や「ランサーズ」「ココナラ」があり、手軽に複数のフリーランスを比較して自分に合う業者を探すことができます。下記の表に、それぞれの特徴やポイントをまとめました。

名称 特徴 おすすめポイント
CrowdWorks
(クラウドワークス)
・日本最大級のクラウドソーシング
・ホームページ年間作成実績は1万件以上
・フリーランス登録者が最も多い
・自分の希望を記載したうえで複数の業者から提案をもらえる
Lancers
(ランサーズ)
・クラウドワークス同様、登録者が多いクラウドソーシング
・目的に合った業者を見つけやすい
・スキルやランクからフリーランスを絞って検索できる
・一覧で簡単なプロフィールの一部が見れるので比較しやすい
coconala
(ココナラ)
・希望するフリーランスに問い合わせする形で依頼する形で依頼する ・人気ランキングやお届け日数といった検索ができる
・オプションなども詳細に載っているので安心して依頼できる

フリーランスエージェントに依頼する

フリーランスエージェントとは、フリーランス本人との間に仲介業者が入り、営業代行や報酬交渉を行うサービスです。

企業側のメリットは、より詳細の条件を提示し(スキル・経験・特徴などに合わせて)、希望する適任者を紹介してもらえる点です。

また、フリーランスの勤怠等に問題があった場合に、別の人材をすぐに紹介してもらえるなどのメリットもあります。

名称 特徴 おすすめポイント
レバテックフリーランス 継続型案件が中心 長期契約が前提なので、アフターフォローまで行ってくれるフリーランスを探せる
ITプロパートナーズ IT人材に特化したフリーランスエージェント 技術力に定評があるので、高度な機能やデザインの制作を希望する場合におすすめ

ホームページ制作をフリーランスに依頼するメリット

真面目で優秀なフリーランス

ホームページ制作を制作会社ではなく、フリーランスに依頼するメリットについても解説します。

大きく、ホームページ制作をフリーランスに依頼したほうがよい人の特徴は、下記のようなニーズがある場合です。

  • ホームページ制作にコストをかけられない
  • できるだけ早急にホームページを作りたい
  • ホームページ制作にあたり要望が多い

制作会社より低コストで制作できる

最も大きな理由として、フリーランスに依頼することで制作会社より低コストでホームページを作れることが挙げられます。

制作会社ではデザイナーやプログラマーなど複数の人が関わる人件費がかかるため、フリーランス制作者のほうが安く抑えられるのです。

フリーランスは人によって価格帯が大きく異なりますが、相手によっては制作会社の半分の金額で依頼することも可能です。

要望を受け入れてもらいやすい

フリーランスは、一人で制作を行っているため直接やり取りができます。

通常の制作会社は、窓口担当となるディレクターと実際にデザインや機能作成をするデザイナーやプログラマーといった担当者が分かれているため、要望がうまく伝わらないことや受け入れてもらえないこともあります。

フリーランスは窓口も作成も一人で行っていることで、技術的に可能かどうかや納期も早く判断できます。これは、打ち合わせの場を想定するとわかりやすいです。

制作会社の場合、通常窓口担当のディレクターと打ち合わせをしますが、技術的な面は社内で持ち帰らないと判断できないことが多くあります。しかし、フリーランスなら打ち合わせの現場で判断できるので、安心してやり取りできるでしょう。

納品が早い

フリーランスの場合、制作会社に比べて納期も早くなりやすいです。

制作会社は、複数の案件を同時にこなすため、その分時間がかかってしまうという傾向があります。一方、個人差はありますがフリーランスは一人で行う分、やり取りもスムーズでスピード感をもって対応してもらえる傾向にあります。

ホームページ制作をフリーランスに依頼するデメリット

不安要素

では、ホームページ制作をフリーランスに依頼するデメリットはあるのでしょうか。デメリットは2点あり、「個人」に依頼するということが大きく関係してきます。

納品スケジュールを守ってもらえない可能性がある

デメリットは、フリーランスは一人ですべて行っているので代わりとなる人がいません。

そのため、病気やケガなど不測の事態が起きた場合、希望通りの納期で納品してもらえないリスクもあるということを理解しておきましょう。

アフタ-サポートが不安

ホームページは、制作後のアフターサポートや運用面も重要なポイントです。社内で運用する体制が整っていれば良いですが、人員がいない場合は不安が残るのが事実でしょう。

制作会社なら、担当者が退職しても社内の担当者に案件として引き継がれるので、安心してお願いできますが、フリーランスは連絡が取れなくなってしまう可能性も否定できません。

公開後に、ホームページ更新やちょっとしたリニューアルなどをお願いしたいことも出てくるでしょう。そのため、フリーランスに依頼するなら実績が豊富で長年依頼できる人を探す、もしくは制作会社に依頼したほうがリスクは回避できます。

信頼できるフリーランス制作者の選び方

フリーランスの制作者たち

メリット面を考慮し、フリーランスに依頼したいという人もいるでしょう。そこで、この章では信頼できるフリーランス制作者を選ぶための見極め方について解説します。

過去の実績を確認する

フリーランスでホームページ制作を行っている人は、過去の実績を紹介していることが多いです。

できれば、同業種や依頼するホームページの内容(コーポレートサイトや採用サイトなど)の実績があると失敗しにくいでしょう。事前にポートフォリオを確認しておくと安心です。

希望するホームページの技術やデザインに対応できるか

ホームページ制作には、サイト設計からデザイン、コーディング、そして時には機能開発といったプログラミング技術も必要となります。

フリーランスの場合、Webデザインのみに対応していたり、デザインからコーディングまで対応可能でも苦手な分野があるという人もいます。

そのため、依頼する内容のすべてを一貫してお願いできるかどうかは最低限確認したうえで依頼するようにしましょう。

担当者との相性がいいか

フリーランスを選ぶには、技術面だけではなく、担当者との相性も重要です。具体的には、以下のような内容を確認しておきましょう。

  • 連絡頻度や、やり取りのスタイルが合うか
  • プロジェクトに対する考え方が合うか
  • コミュニケーションが円滑に進むか

実績が豊富でも、担当者との相性が悪いと制作がうまく進まないことも。そのため、依頼前に相性を見極めておくことをおすすめします。

いいパートナーが見つかれば長い付き合いにも

今回は、ホームページ制作をフリーランスに依頼するときの方法やメリット・デメリットを解説しました。

フリーランスに依頼することで、コストを抑えて依頼できるのが魅力です。依頼するなら、知人の紹介やクラウドソーシング、フリーランスエージェントを活用して、自社に合う制作者を探しましょう。