ホームページ制作費用の相場について詳しく解説!(早見表付き)

ホームページ制作費用の相場について詳しく解説!(早見表付き)

目次

ホームページ制作費用の相場って?

ホームページ制作でかかる費用は、無料(0円)~1サイト数億円までピンからキリまでの価格があります。費用のほとんどは、開発規模・開発体制・工数などの人件費にかかる費用で構成されています。

依頼先によって、制作物の中身が異なることも多く、一概に「ホームページ」といっても、内容は様々です。本記事では、ホームページ制作にかかる費用の相場について、項目ごとにわかりやすくまとめました。

ホームページ制作の新規制作時にかかる初期費用

初めてホームページを制作する場合、0から情報を集めて、「何をどのように掲載してホームページを作るか?」を検討する必要があります。

そのため、企画から始める必要があり、ホームページ制作の目的をハッキリさせてから検討を進めていきます。

ホームページ制作会社に依頼すると、多くの場合、企画の段階から対応してくれます。このサポートを「WEBディレクション」と呼びます。

ディレクションは、ホームページ制作経験の中堅クラスの人が対応することが多いです。全体のことを把握して、企画から構成、開発スケジュールの管理などを対応してくれます。

会社によっては、ディレクター不在で「テンプレート」のようなものを使って、業種ごとに「汎用的なホームページ」を用意することもあります。デザインを依頼者の好みに寄せることでオリジナル感を出し、決まったパターンで制作するようなケースです。

このあたりの企画から設計、スケジュール管理などのWEBディレクションは、ITコンサルのような業務で、相談できるかどうかが会社を見分けるポイントになります。

「初期費用無料」、「全部丸投げ」など、一見聞こえのいいセールスで売っているところは、ディレクションが含まれない場合が多いです。特にこだわりがなく、「ホームページがあれば良い状態」の方向けのサービスになります。

ホームページ制作のリニューアル時にかかる費用

ホームページをリニューアルする際にかかる費用は、「現在のホームページをどうするか?」によって中身が変わってきます。

情報をそのまま移植して、新しいコンテンツに作りかえるのか、現状のサーバーやシステムを引き継ぐのか?などによって大きな違いがでてきます。

情報の場合は、既存の情報をすべて洗い出し、リニューアル時に再度企画を行う作業が発生します。

システムの情報を引き継ぐ場合、システムそのものをリニューアルする必要がでてくる可能性もあり、そのなるとシステム開発の費用が発生します。

また、データベースなどの情報を引き継ぐ必要がでてきた場合は、データベース設計の確認と移行作業が発生するため、全体のリニューアルに時間も費用もかかります。

考え方としては、下記3パターンのいずれかで検討を行います。

  • 表側の情報で使えるところは使う(改善するところを検討)
  • すべて0に戻して新しく作る
  • データベースなどの情報があるので、システムを作り替える

ホームページ制作後の運用にかかる費用は月いくら?(サーバー代などのランニングコスト)

ホームページ制作後に発生する必要は、次のようなものがあります。

— ドメイン費用(年単位で更新)

ドメインは1年単位で更新が発生します。ドメインを管理している会社と、ドメインのタイプ(.com/.jp/.co.jpなど)によって更新にかかる費用が変わります。一般的には年更新で1,000~3,000円程度のものが一般的です。

— サーバー費用(利用するサーバーのスペックによって異なる)

サーバーの費用は、レンタルサーバーによって価格が異なります。最安のサーバーを借りた場合、年間で5,000円程度の費用で済むこともあります。AWSなどの、カスタマイズできて大規模サイトにも対応できるようなサーバーになると、月額数十万~数百万になるようなこともあります。個人利用のサーバーの場合、平均で1~1.5万円/年くらいのものが一般的です。

— 更新費用(サポートを依頼する会社による。自社で対応することも可能)

ホームページの更新手数料は、制作を依頼したホームページ制作会社によって様々です。1回ごとに請求がある場合や、完全無料、〇回まで無料など、更新作業のボリュームによって規定があるところが多いです。サポートなしの場合は、自社で対応する必要があるため、担当者に更新方法を覚えてもらって、作業してもらいます。

— 運用費用(運用に対応する人件費。自社で対応することも可能)

ホームページの管理以外にも、SNSの運用や、広告の配信、アクセス解析などを使ったサイト改善に取り組む場合、その作業を行う人件費が発生します。外注でも対応できますし、自社で人材育成を行い対応してもらうこともできます。最近では、IT人材を強化するための「WEB担当者育成サービス」なども提供されていることがあります。事業規模に応じて、最適なものを選択すると良いです。

ホームページ1ページ作成につきかかる費用はいくら?

ホームページ1ページあたりの制作費用は、1ページのページボリュームによって変動します。基本的にホームページは、構成案、デザイン作成、ライティング、コーディングの作業が発生するため、作業が発生するボリュームによって、1ページあたりの単価が算出されることが多いです。

LP(ランディングページ)のような縦長で、デザインや動的なアクションが多く含まれるような内容だと1ページ作成だけで50万円以上することも珍しくありません。

ホームページ制作の経費はどの勘定項目で計上できる?

ホームページ制作を行った場合、一般的には「無形減価償却資産(ソフトウェア)5年」または「広告宣伝費」のいずれかで計上を行います。

無形減価償却資産の場合、「ソフトウェア」としての機能を持つ必要があるため、ユーザーログイン機能を持っていたり、ECサイトなどの決済機能を持つなどの、プログラミングが含まれる必要があります。

広告宣伝費の場合、1年以上使用し、かつ1回は更新を行う必要があります。ホームページには運用が必要ですので、作っただけで満足せず、運用を心掛けると、自然に更新作業は発生します。

ホームページ制作に必要な個別の作業費(早見表付)

企画や進行にかかる費用

企画・進行に関わる費用は「WEBディレクション費用」といい、ホームページ制作を行う前の調査や打合せ、コンセプト決め、方向性など仕様を細かく決めるために発生する費用です。

対応してくれる担当者や、どの程度の深さで対応してもらうかにもよって、かかる費用が変わってきます。専門性が高く、高度な知識を必要とする制作であれば、100万円以上のコンサルタント費用が発生することもありますし、個別相談を行わず、一般的な内容で制作するのであれば、制作会社に丸投げすることで無償で対応してくれる場合もあります。

ホームページ制作においては、1番大切な部分になるため、しっかり企画から参入してくれるところに依頼した方が、プロにまかせるメリットを感じられると思います。

デザイン制作にかかる費用

ホームページのデザイン制作にかかる費用は、コンセプトに沿ったテーマでデザイナーが個別に制作をしてくれるのか、テンプレートを使ったものをカスタマイズして制作をするのか、テンプレートそのものを使うのか、によって費用が変わってきます。

— デザイナーが個別に制作する場合

デザイン制作のボリュームによって、価格が変動します。一般的にホームページ制作でデザインを作ってもらう場合、15~50万円で考えておきます。(※ロゴ制作や、ブランディングなどがある場合、別に費用が発生する場合もあります。また、制作物のボリュームにもよるため、あくまで一般的な目安です)

— テンプレートをカスタマイズする場合

どのくらいオリジナリティを増やすかによって、価格が変動します。個々に作業費がかかるため、before/afterのようなものを参考にすると良いかと思います。

ロゴのみを作ってもらう → 数万円~数十万円

テンプレートの色を変える → 数万円

画像を作ってもらう → 数万円

— テンプレートそのものを使う場合

テンプレートそのものを使う場合、コンテンツを流しこむだけになるため、デザインにかかる費用は発生しません。もし費用が発生するのであれば、テンプレート自体を購入する費用や写真・動画素材などを購入する費用になります。

WixやJimdo、goopeなど、無料のホームページ作成ツールを使う場合と同じです。あらかじめテンプレートが用意されているので、それに沿った内容でコンテンツを作ればよい、という内容になります。

コーディングやサーバー設定にかかる費用

コーディング作業が発生するのは、テンプレートを使わないオリジナルホームページ制作の場合です。PSDやAI等で作成されたデザインデータを、ホームページとして掲載するためにHTMLやCSS、Javascriptを使ってページになるようにコード化する作業を行います。

コーディングも、作業者によって、コードの品質に差がでてきます。

SEO対策も考慮したコーディングができる、バックエンドプログラムとフロントエンドプログラムの接続がしっかりできたコーディングができる、レイアウト崩れしないコーディングができる、Javascriptなどを使って動的なコーディングができるなど、求められる技術はさまざまですが、最低ラインの「デザインからHTMLにコーディングができる」だけだと初学者のコーダーさんでも作業が可能なため、10万円前後から対応してくれるところもあります。

その他プログラミングにかかる費用

プログラミングにかかる費用は、サーバー全体のこと、ホームページ全体のこと、その機能の影響範囲などを理解した上で対応を行う必要があるため、SE/プログラマーとしての知識が必要になります。

ECサイトなどの、カート機能を構築する場合、会員機能、マイページ機能、商品管理機能、決済機能、など複数の機能がそれぞれに用意され、全体で動くように開発を行う必要があります。

そのため、制作したい内容物によって、どの程度の機能が必要で、どういったアプローチで実装するかの設計を必要とするようになります。こういったプログラミングを必要とするホームページ制作の場合、オリジナルで作った方が全体のコストは安く収まることもあります。

WixやJimdo、goopeなどクラウドで提供されているASPはカスタマイズに制限があるため、「やりたいこと」と「出来ること」に乖離があります。WordpressなどのオープンソースのCMSであれば、カスタマイズ性が高いため、コストをおさえて機能を開発することが簡単になります。

こちらは要件に応じて、検討が必要です。

ホームページの更新(運用)にかかる費用

ホームページを作った後は、「保守」と「運用」に費用が発生します。

「保守」にかかる費用は、ドメイン管理費、サーバー管理費、メンテナンス費用です。また、別のツールを利用している場合、サービスの月額費用が発生する場合があります。(例えば、ECサイトのプラグイン利用料や、マーケティングツールなどの利用料です)

「運用」にかかる費用は、ホームページの更新費用、アクセス解析などの管理費用になります。運用を誰がどのように行うかによって、かかる費用が変わってきます。更新回数が少なければ、外注で済ませる方が簡単なこともありますし、ホームページをメインの集客ツールとして考えている場合、社内にWEB担当者がいた方が何かと便利なこともあります。

ホームページ制作のそれぞれの作業で発生する費用(早見表)

各作業の一般的な作業費の相場価格は、下記のようになります。

企画・進行 デザイン制作 コーディング プログラミング ホームページの更新 ホームページの運用
概算費用 20万円~ 15万円~ 10万円~ 制作物による 月々1万円~ 運用者の人件費(外注の場合は、ピンキリ)
特徴 制作物のボリュームや難易度によって異なる 月額費用または更新ごとに発生 主にWEB担当者の人件費

3.ホームページ制作の依頼先ごとの費用の考え方

ホームページ制作は、依頼する先によっても費用が変わってきます。

3-1. 個人事業主(フリーランス)に依頼した場合

フリーランスの制作者の場合、経験年数やスキルによって、対応能力にバラつきがあります。最近では副業でWEB制作をする人も多く、全く別の業種から独学でWEB制作技術を学び「ホームページ制作します」という人も少なくありません。

サービス提供価格は人によって様々ですが、「無料のホームページ制作ツールをカスタマイズできる」のか「広告用のホームページを作ることができる」のか、「ビジネス向けのホームページを作る」のか、価格だけではなく、目的も考えた上で検討が必要です。

フリーランスに依頼するメリットは、会社としての運営費をサービス価格に含めずに対応してもらうことができるため、コストを抑えることができる点です。

ですが、対応してくれる人によって、サービス品質に大きなバラつきがあるため、不安な場合はしっかりした制作会社に依頼する方がいいかもしれません。

ホームページ制作会社に依頼した場合

ホームページ制作会社に依頼すると、「営業担当」「デザイン担当」「コーディング担当」など、少なくとも2~3人の担当者によって、1つのプロジェクトに対応してもらうことができ、さらに規模が大きくなると、それぞれの部署にも複数名の担当者が在籍しているため、作業の穴が開きにくくなります。

その分、人件費にもコストがかかるため、ホームページ制作会社に依頼すると全体の費用は高くなる傾向があります。パッケージ売りしているところだと、ある程度、決まったパターンで制作を行うため、企画等の設計に費用が発生せず、テンプレート制作の上位版のようなかんじで見積りを出すところもあります。

また、担当者によっては複数案件を同時に対応していることもあり、会社によってサービス提供の品質も様々です。知名度の高い企業に依頼したとしても、予算によっては新人教育用の案件として回される場合もあり、対応してくれる人によって中身が変わってきます。

さらに、担当者が辞めてしまうパターンもあるなど、会社選びも結局は人(担当者)による影響が大きいため、問い合わせをしてみて、親身になってくれそうかどうかの判断が必要になります。

無料のホームページ作成を利用した場合

無料のホームページ作成サービスを利用した場合、サーバー・ドメイン代などの固定費を除くと、ほぼ無料でホームページを用意することができます。

個人事業主など、売上規模が小さく、経費をかけてまでブランディングや広告宣伝が必要ないと考えている方の場合はちょうど良いかと思います。

無料のサービスは、プロの力を借りずに自分の手を動かして、情報収集しながら対応する必要があるため、プロが作った品質に到達することは難しいですが、やることを絞って運用していけば、それなりに効果はあるかと思います。(個人事業主はリソースに限りがあるため、なるべく負荷を減らすところがポイントです)

ホームページ制作依頼先ごとの費用

ホームページの依頼先によって、それぞれの特徴と価格の相場を表にしました。

フリーランス WEB制作会社 無料ツール
初期費用 20~200万円 50~500万円(規模が大きい場合1000万以上も) 0~20万円(カスタマイズなどを依頼すると有料)
管理費用 月1万円~ 月1万円~ 0円
特徴

・担当者のスキルに依存する部分が大きい

・人によって、デザインが得意、システムが得意、コンサルが得意など個性がある

・会社によって、制作物のクオリティが変わる

・営業マンと開発の人間でコミュニケーションエラーが起こりやすい

・優秀な人が集まりやすい会社を選ぶ方が良い

・無料なのですべて自分で対応する必要がある

・ホームページ制作は作業範囲が多岐に渡るため、何を中心に進めるかを絞る必要がある

まとめ

ホームページが必要かどうかの考え方は、事業主さまごとに違いますので、何をどうしたいか目的を考えた上で、自分のビジネスに合った形を選ぶことが大切です。

実際にやってみて、難しければ相談するなど、走りながら考えることもできます。色々と情報収集して、無駄のない経費の使い方をご検討ください。