企業ブログの運用目的って?ホームページやSNSとの違いについても

企業ブログの運用目的って?ホームページやSNSとの違いについても

ブログは、SNSでの情報発信と、ホームページとの中間地点の機能を持ったツールです。ブログ記事を作成するためには、人のコストがかかりますが、情報を蓄積していくことで「情報資産」(メディアとしての価値)が生まれるようになっていきます。

この記事では、ブログと他の情報メディア(ホームページ/SNS)との違いや、運用するメリット/デメリットなどについて詳しく解説しています。

1.ブログとは?他のメディアとの違いについて

ブログは、新しいコンテンツ(ページ)を増やし、随時配信を行うための、デジタル新聞やデジタル雑誌のような役割を持つWebサイトです。

特定のテーマを中心に、トピックを策定し、カテゴリーやタグで分類した記事を、情報メディアとして1つにまとめ運用を行います。

古くから「個人ブログ(日記)」を配信するためのアメブロライブドアブログはてなブログなどのサービスがありますが、最近はWordPressを中心に、独自のメディアとしてブログサイトを構築する企業や個人も増えてきました。

ブログとホームページの違い

ブログとホームページの違い

ブログはホームページの1種です。ブログとホームページの大きな違いは、「情報の更新頻度」にあります。

一般的なホームページの場合、一度構築されたページが頻繁に更新される機会はあまり多くありません。商品やサービス、企業情報など、変動しずらい静的な情報を配信することが主な目的だからです。

一方ブログの場合、新しい情報の追加や、定期的な情報配信に利用されるため、更新頻度は増える傾向にあります。情報鮮度を保つため、記事の見直しやメンテナンスが行われることも多く、運用することを主体として、常に動き続けけているイメージを持つのがブログです。

ブログとSNSの違い

SNSとブログの違い

ブログとSNSの決定的な違いは、「情報の生存する長さ」にあります。ブログの場合、1つの記事を書いて配信すれば、数年間はインターネット上で「検索」される可能性があります。しかしSNSの場合、どれだけ良い発言をして拡散されても、せいぜい1日~1週間程度で情報が流れてしまいます。

InstagramやFacebook、Youtubeでは、アーカイブ機能やサムネイル作成機能があるため、ある程度まとまった情報を残しておくことができますが、Twitterの場合だと発言がフォロワーのタイムラインを流れてしまったら、再度閲覧される機会が激減します。

SNSの場合、情報の新しさや伝わる速度は圧倒的に速いです。ですが、ブログのように、過去に作成した情報を「検索」されることがほとんどありません。

また、SNSでは、フォローをしあった人同士がチャットのように会話をしたり、シェア機能を使ってお互いにレコメンドしあったりなど、コミュニケーションツールとしても機能します。ソーシャルの中で、リアルタイムでの交流を得意としています。

2.ブログを運用する目的は?

ブログ運用のメリットとデメリット

ブログを運用する1番の目的は、Webサイトの規模を拡大し、SEO対策やトラフック(アクセス流入数)獲得のために活用することです。

静的なページのみで構成されたホームページの場合、全体の記事数も更新頻度も少ないため、Googleなどの検索ロボットのクロール回数も減る傾向にあります。

そこを補完するために、ブログを用意し、動いているWebサイトとしてクロールされる回数を増やすために運用を行います。

ブログを運用するメリット

ブログはSEO対策のための、強力なツールとして効果があります。(※SEOを意識して、正しい運用を行った場合)

新しい情報を配信することで、アクセス数を獲得するための入口を増やし、実際にアクセスしてもらって、ブランド認知度を高めたり、新規顧客のリード獲得へつなげることができます。

また、随時運用を行っていくことで、アクセス解析などのツールを駆使し、コンテンツマーケティングへの理解を深めることができるようになっていきます。ITリテラシーの向上や、マーケティング人材の育成にも役に立ちます。

ブログを運用するデメリット

ブログをしっかり運用するためには、ただ用意された環境にランダムに記事を投稿しても、あまり効果的な結果を得ることはできません。

インターネットが進化し、競合も増えている中で、ページを検索結果の上位に表示させることは簡単なことではありません。

そのため、ブログ運用のために「キーワード分析」や「ページ解析」、「記事の構成」、「ライティング」等、多岐に渡る作業を行う必要がでてきます。当然、時間的なコストや労働力も必要になります。

コストを鑑みた上で、方針を決め、どのように運用を行うかを検討するがでてます。

ブログとホームページ、どちらが良い?

ブログとホームページはどちらが良い?

では、『ブログのみで、アクセス数を獲得するために運用を行う方が良い』のか、『ホームページのみ用意し、企業ブランディングを行う方が良いのか』どちらが良いのでしょうか。

その答えは、『Webサイトの目的』によって異なります。

事業形態が個人やフリーランス、副業などの業務委託や広告収入を目的に活動をしている場合、ブログのみの運用でも目的は達成できるかもしれません。

しかし、企業としての信用性を高め、組織としての認知度を獲得するためにWebサイトを用意するのであれば、コーポレートサイトが必要になります。

また、どちらも同時に行う場合、構成を意識したWebサイトの構築と、運用を行うための体制づくりを行うことが必須になります。用途や目的に合わせて、検討が必要です。

3.ブログの効果的な運用方法

効果的なブログ運用

Webサイトにおける重要な考え方は「ユーザーに役立つ情報を配信すること」で、これをコンテンツマーケティングといいます。Googleの検索品質評価ガイドライン にも、コンテンツマーケティングは、SEOとして評価されるために重要だと提唱されています。

ページ評価の基準となるE-A-Tとは?

  • Expertise(専門知識)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

さらに、Googleによるページ評価は、E-A-Tを満たすことが重要だといわれています。「誰(コンテンツの配信者)が」「何の情報を(専門知識)」「どの根拠を持って伝えようとしているか(信頼性)」を網羅するように意識してすることで、ページが高品質である、という評価につながります。

ブログのテーマとトピックを決める

ブログは、読者に役立つ情報であることが大切です。役に立つ情報とは、「興味・関心の高い情報」、「実際の生活に根付いた情報」、「悩みや問題を解決するための情報」、「おもしろいコンテンツ」、などになります。

質の高い情報であれば、インフルエンサーの目にも留まりやすく、SNSで拡散してもらえるチャンスにもつながります。

まずは、コンテンツの柱となる「テーマ」を決め、それに紐づく周辺情報を洗い出し、複数のトピックを選定することによって、「専門性が高い」ブログになっていきます。

記事を量産する

ブログの骨子を決めたら、具体的な記事を作成します。

キーワードツールなどを利用して、キーワードの選定を行うことで、具体的な記事の構成を組立てやすくなります。「よく検索されるキーワード」=「ユーザーが知りたい情報」のイメージです。

サイトテーマに沿ったキーワードを選定し、情報を増やしていくことで、ブログ全体の「信頼性」にもつながっていきます。

マーケティングツールを使って運用する

ブログは、新しい記事を量産するだけではなく、Google Analytics(解析ツール)などを使用して、アクセス解析を行うことも大切です。

アクセス解析を行うことによって、どのページがよく見られているか?どこからユーザーが訪問しているか?などの情報を分析することができるようになります。

また、Google Search Consoleを利用することで、ページのインデックス状況や、Googleロボットが吐き出したエラーの情報を得ることができ、ページの改善につなげることができます。

効果がでるまでの時間は?

ブログで記事を作成した場合、Googleの検索ロボットがクロールして解析を行い、インデックスされ、情報として検知されるまでにタイムラグが発生します。

読者をすでに獲得しているWebサイトの場合は、SNSで配信告知を出すなどと合わせアクセス数を集めることもできますが、まだ読者を獲得していないブログの場合、SEOでの評価を待つ必要があります。

SEOで評価されると、1つ1つのページでSEO対策が実施できている状態になり、ある程度同じカテゴリーでまとまった情報が集まってくると、さらにそのカテゴリーとしての評価につながっていきます。

さらに、情報量が増え、訪問者が増え、読者が代行して「拡散する作業」をしてくれるようになると、ブログ全体の評価につながります。

SNSでフォロワーを増やし、ブログと組み合わせた運用を行うことで、オウンドメディア育成に大切な作業を同時進行で進めることができるようになるので、長期目線で運用を行うことが大切です。

まとめ

ブログ・SNS運用・ホームページ、でそれぞれの役割があり、それぞれを連動させていくことで、全体的なオウンドメディアの育成につながります。

ブログの場合、記事がメッセージボトルのようにインターネット上に存在し、いつか「誰かが検索したタイミングで相手の元に届く」ようなイメージです。情報は消さない限りインターネット上に残るため、いつか誰かが欲しい、と思ったときに、その相手のところに届くようになります。

SNSとは違い「瞬時に誰かのもとに届く」わけではありませんが、今作成した記事が、2~3年後の未来にいる相手のタイミングで情報が届けられる可能性もあるため、将来出会う誰かとつながることができる、というイメージで運用してみてください。