WordPressでホームページ制作をおすすめする理由

WordPressは、ホームページやECサイト作成ができるCMS（コンテンツ管理システム）の1つです。「世界中にあるサイトのおよそ25%」はWordPressで開発されていると言われているほど人気があります。

なぜWordPressのホームページの普及率が高いかというと、大きく2つの理由があります。

Web関連技術がない人でも使いやすい

ホームページ制作には、通常HTMLやCSS、JavaScriptといったプログラミング言語が必要です。

また、ホームページは制作後にも「更新」を行っていくことになりますが、コーディングされたページの更新作業にはWebの知識が求められるので、社内で管理するのが難しい場合もあります。

しかし、WordPressなら「管理画面」を利用して簡単な記事の更新や画像の変更が可能なため、Webの知識がなくても運用することが可能です。

カスタム方法が豊富で自由にデザインできる

WordPressはプラグインが豊富で、簡単に機能追加できるのも大きなメリットです。

海外はもちろん、日本でもWordPressを使っている人が多く、初心者向けの使い方やカスタマイズの情報量も豊富なため、自分で問題を解決しやすいという特徴もあります。

WordPressホームページ制作をフリーランスに依頼するメリット

WordPressのホームページ制作をフリーランスに依頼する一番のメリットは、「融通が利くこと」です。

一般的にホームページ制作は制作会社に依頼することが多いですが、制作会社は規定が定められていたり、価格に対しても割高になりやすい傾向にあります。制作会社では営業、ディレクター、デザイナー、エンジニアなど複数人が制作に関わるため、人件費（コスト）がかかりやすく、できるできないの判断も個々によって異なります。

一方、フリーランスは開発技術のある人材が1人で完成まで対応することが多く、全体の費用を抑えながら柔軟に対応できる特性があります。経験豊富な制作者に当たった場合、平均的なレベルの制作会社よりも、パフォーマンスの良い仕事をしてくれることがあります。

さらに、フリーランス制作者の場合、直接のコミュニケーションがとりやすく、比較的納品スピードが早い傾向にあります。

WordPressホームページ制作をフリーランスに依頼するデメリット

一方で、フリーランスにホームページ制作を依頼するデメリットもあるので確認しておきましょう。

最も不安な点は、人によって振れ幅が大きいという点です。

何年もWordPressでホームページ制作を行ってきた人もいれば、まだ仕事を受け始めたばかりのフリーランスも存在します。そのため、フリーランスに依頼するなら、契約前に経歴や実績を確認し、あなたの希望するデザインや技術に対応可能かどうかを判断しましょう。

フリーランス制作者の場合、相手の性格も制作工程に影響します。真面目で誠実な相手であれば、きちんと返信をし、スケジュール管理もしっかり行って対応してくれますが、そうでない場合、途中で音信不通になったり、返信が遅いなど、進捗管理に支障が出るケースもあります。

事前に相談をして、しっかり仕事を任せられそうな相手かどうかを見極めることが大切です。

WordPressによるホームページ制作をフリーランスに依頼する費用相場

WordPressでホームページ制作を依頼するときの費用は、ホームページの制作規模や内容によって大きく異なります。

今回は、クラウドソーシングサイトの中でも「クラウドワークス」で依頼した場合の費用相場をご紹介します。

1ページだけの最低限の内容のホームページなら、5万円程度で依頼することができます。（この場合、Wordpressで管理するメリットはほぼないでしょう）

また、記事や画像の更新などを必要とする自社で運営するホームページ制作なら、20～30万円ほどが相場となります。サイト制作以外にも、WordPressの管理画面の構築や、プラグインのカスタマイズが必要となるため、時間がかかりその分費用が増えます。

また、WordPressのデザインをゼロから作成する場合は、最も費用がかかります。30万円～としましたが、求める内容によっては50万円以上かかるケースもあるので、事前に確認しておきましょう。

ちなみに、Web制作会社に外注するときの費用相場と比べると、名刺程度のページでも20万円～40万円、自社で運営するホームページ制作となると50万円～かかるというのが一般的です。

依頼する内容や制作会社によっても異なりますが、ホームページ制作費用を少しでも安く抑えたいなら、フリーランスに依頼するのがおすすめです。

フリーランスに依頼する場合の確認ポイント

ホームページ制作を依頼する場合、複数のフリーランス制作者に相談することが一般的です。イメージと違った相手に依頼しないためにも、確認しておくポイントを抑えておきましょう。

納期について確認がとれているか

ホームページ制作において、納期が遅れることは珍しくないため、納期を曖昧にしておくとトラブルのもとになりやすいです。

「絶対に○○日までに公開する」といった締切がある場合、必ず契約前に伝え、契約書・見積書やメールなど双方が確認できるように証拠を残しておくことをおすすめします。

相手の制作者の返信が遅い、対応が遅いなど、連絡したにも関わらず、時間どおりに対応してもらえないこともあるため、納期がハッキリしている場合、制作会社に相談した方が確実な場合もあります。

専門用語などの不明点は確認しておく

相手とのやりとりの中で、専門用語で書かれていて内容が分からないということもあります。特に、ホームページ制作を初めて依頼する場合は、不明な単語がでてきて当然です。

専門用語やわからない内容があれば、契約前にすべて確認しておきましょう。良心的な制作者なら、誠実に回答してくれるはずです。

補足などの条件も確認しておく

「○○は対応外となります」や「素材は貴社にご用意いただきます」など、想定外の対応が必要となるケースも発生します。

特に、ホームページに掲載する内容に関して、全て相手に任せてしまうのか、自分で用意したものを使ってもらうのか、によって作業工程も内容も大きく変わります。事前に確認しておくことで、後からトラブルになることも防げます。

追加費用が発生するケースについて確認する

ホームページ制作において、後から「ここを追加したい」といった要望が出ることもあるでしょう。

技術的には対応可能でも、細かい修正や時間がかかる作業については、追加費用が発生するケースも少なくありません。あらかじめ依頼するかもしれない内容は確認しておき、追加作業が発生した場合について事前に決めておくと良いでしょう。

WordPress開発の際にフリーランスを活用してみよう

今回は、WordPressでホームページ制作をフリーランスに依頼する場合の費用相場や見積書のチェックポイントについて解説しました。

フリーランスに依頼する場合の費用相場は、依頼内容によっても異なりますが、クラウドワークスの場合、簡単なサイトの場合は～5万円、自社サイトの場合は20～30万円ほどになります。

また、フリーランスに依頼する場合は複数の相手から見積もりを取ることをおすすめします。実際に話してみて、より誠実に対応してくれそうな相手にお願いすると失敗しにくいでしょう。