SNSが活況ですが、日本国内では「LINE」を使っているユーザーはなんと人口の68%以上です。さらに、毎日利用しているユーザーは85%。アクティブユーザー数を考えると、YoutubeやTwitterを抜いて1番のオンライン接客ツールとして使うことができます。
B2C向けのサービスをされているところは、LINEを導入しない手はありません。リピーターさんを増やすための使い方と、活用する方法をアドバイスします。
LINE公式アカウントって何?
「LINE公式アカウント」は、お店や個人が「公式アカウント」という種類でアカウントを用意して、個人ユーザーとは別の方法で運用するためのものです。
※LINE社の公式アカウントのことではありません。
公式アカウントを開設して、初期設定を行い、お客様に「友達登録」してもらうと、友達になったお客様に対して、メッセージを送ったり、クーポンを発行したりなどのフォローができるようになります。
月々は無料から使えて、友達の数が増えていくとメッセージ送信数に制限がかかってくるため、有料版に切り替えてうまく運用できるように調整していきます。
「お店の公式アカウント」を作る
公式アカウントを開設するためには、「Line for Business」というページから、「LINE公式アカウントの開設(無料)」という作業を行う必要があります。
また、初めて開設する人は、事前に公式マニュアルを読んで、『どういった機能が利用できるのか?』、『管理画面の操作方法は?』などを調べておくと良いと思います。
普段からPC操作をやっている人であれば、そうストレスなく対応できると思いますが、普段あまりPCを使わない人にとっては少し難しいかもしれません。
用意すると便利なもの
公式アカウントを開設すると「アイコンの作成」「メニューの作成」「クーポンの作成」「メッセージの作成」など、画像の作成作業が必要になります。
自分で作ることが難しい人は、プロのデザイナーさんに依頼して作成してもらうと良いと思います。最近はオンラインで手軽に注文ができるサービスなどもあるため、coconala(ココナラ)などがオススメです。
ちょっと頑張って自分で作成してみようと思う人は、Canvaという無料のデザイン作成ツールサービスもあります。
アイコンやバナーを用意して、体裁を整えてから運用を開始します。何もない状態でも友達を増やすことはできますが、それではせっかく登録してくれたお客様に、何もご案内できない状態で使ってもらうことになってしまいます。
機能を確認しながら、少しずつ使い方を覚えると良いと思います。
LINE公式アカウントでできること
LINE公式アカウントには、次のような基本機能がそなわっています。主に友達追加してもらったお客さまに、サービスやキャンペーン案内をするために使うための機能です。
- トーク(管理画面から、友達になった相手と会話)
- リッチメニュー(トーク画面に、メニューを表示)
- クーポン・抽選式クーポン
- ショップカード発行(特典の設定)
- メッセージ配信(定期的なメッセージの送信や、条件による送信)
- タイムライン投稿(情報発信機能)
- アンケート
- プロフィール画面(メニューの表示)
いくつか初期設定が必要な項目がありますが、基本的には、こちらからのお知らせは「メッセージ配信」、問い合わせがあったときは「トーク」というかんじで使いわけて運用する形になりそうです。
活用方法いろいろ
LINE公式アカウントを開設すると、サービスによってさまざまな活用方法が期待できます。
メッセージ配信で送信できる内容は、「クーポン」「画像」「動画」「商品メニュー」などがあります。
-
クーポン
期間限定の割引キャンペーンを配信できます -
画像
写真を使って、新商品やサービスの案内が配信できます -
動画
動画を使って、新商品やサービスの案内が配信できます -
商品メニュー
プレゼントキャンペーンや、LinePay決済で商品購入の案内が配信できます
これらを組み合わせて、来店をうながしたり、販売にむすびつけるようなアイデアで活用できそうです。
2.LINEミニアプリって何?
「LINEミニアプリ」は、LINE公式アカウントと接続して利用できる、LINEの中のオリジナルアプリです。例えば、楽天のようなショッピングモールに店舗を出すようなイメージです。
LINEの中で起動して使える、お店専用のアプリになります。自分たちでカスタマイズができるので、いろいろな機能を増やすことが可能です。
「LINE公式アカウント」との違い
「LINE公式アカウント」は、公式アカウントが提供する機能を管理画面から設定して運用していくサービスです。LINEミニアプリは、機能があらかじめ用意されているわけではなく、自分で開発をして用意していくものになります。
開発をするためには、システム開発が可能でかつLINEの認可を受けたところに開発依頼をする必要があります。
1番わかりやすいところでいうと「LINEで予約」を使うために導入します。「LINEで予約」を利用するためには、この予約機能を開発した会社のミニアプリを月額費用を支払って利用する必要があります。(安いところで月額5,000円~くらいの料金です)
これを申し込みすることで、LINEの公式アカウントからリンクを設定して、「LINEで予約」を起動させる流れで利用することができるようになります。
ミニアプリ開発でできること
ミニアプリ開発では、ホームページで実現できる機能であれば、ほとんどのことが実現できます。
店舗予約機能や、LINEで注文、LINEで販売、LINEで申し込み、などが実現できます。さらにゲームなども作ることができます。
アイデア次第でいろいろできるところがミニアプリのおもしろいところです。
ホームページをカスタマイズせずに会員が増やせる!
LINE公式アカウントを開設して、さらにLINEミニアプリも用意すると、お友達申請してくれた人と「お互いにコミュニケーションをとったり」「こちらから情報を流したり」、いろいろな活用ができるようになります。
利用するメリットは沢山あって、1番のポイントは「わざわざウェブサイトから会員登録してもらわなくても、友達申請だけでお客さんとつながれるところ」です。TwitterやInstagramなどのフォロワーや、Youtubeなどの一方的な情報発信だけでファンを獲得する方法よりも、もう少し近い位置で接客することもできます。
クーポンを配布したり、キャンペーンを案内するなど、リピーター獲得のためにぜひ活用してみてください!